新曲ソングレター『いのちの灯種(たね)』(麻美×安達充)をアップしました。

「アーティストフォーラム2015」の2ndステージでアーティスト 麻美さんの
テーマソングとして作曲した『いのちの灯種(たね)』をアップしました。

彼女は、16歳のときに人生を大きく変える出来事を経験しています。

ちょうど、勉強のことや、友達のことなど、色々なことに悩んで多感だった時期に
お父さんを亡くしてしまったのです。
そしてそれは、病気や事故ではなく、「自ら命を絶つ」という形での別れでした。

「なんでお父さんを助けてあげられなかったんだろう?」という気持ち、

お父さんを死に追いやったものに対する憎しみの想い、

お父さんの死を純粋に悲しみたい一方で、お母さんや子どもたちを残して
逝ってしまったことに対する怒りや許せない感情など、

ずっと複雑な想いを心の奥底に抱えて、生きてきたそうです。
そんな、気持ちがグチャグチャになっていた彼女を救ったのが、“音楽”でした。

中でも、一番心の支えとなったのは、彼女が大好きだった“沖縄音楽”。

たとえば、戦争で亡くなった父への想いを歌った『さとうきび畑』を聴いて
いると、大切な人を失った悲しみは消えないけど、苦しかった心にそっと
寄り添ってくれるように思えて、何度も救われたそうです。
また、「泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ」
のフレーズで有名な『花』は、毎日泣いて過ごしていた彼女に

「涙は、笑顔と同じくらい大切なんだよ。
涙を流すことは、笑うことと同じくらい価値があるものだから、
それが自然なことなんだよ」

というメッセージとなって届き、

「いつの日か、自分の心に花を咲かせられる日が来るまで
この歌を信じて生きて行こう」

という勇気につながったそうです。
その後、日本に年間3万人の自殺者がいるという現状について、
彼女は10年間、その問題解決を求めて、いろいろな勉強をしたり、
考え続けてきたりしました。

ただ、色々な人との出会い、歌との出会い、ベリーダンスとの出会い、
そういったものから気づいたことは

「まずは自分が心地良くあること。

悲しみにフォーカスするのではなく、平和な方にフォーカスすること」

だったそうです。
「どんな感情も、人生を味わうためのギフトだと伝えたい」

「お父さんが亡くなったことはすごく悲しいことだけれど、そのお父さんを
赦す気持ちで、感謝に変えて、悲しかったことも、うれしいことも全部、
自分の人生を味わうための宝物だと思えるようになりました」

ライブ当日には、そんな言葉のあとに、堂々と歌う彼女がいました。
10年という月日を経て、彼女が辿り着いた一つの答え。

いろいろな状況の人がいらっしゃるので、答えは当然一つではありませんが、
彼女のメッセージを必要としている人は、決して少なくないと思います。

このメッセージを必要としている人が、必要としているそのタイミングで、
彼女の声が届くことを願っています。

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~いのちの灯種(たね)~

Lyric by 麻美  Music by 安達 充

自ら命を絶った 十年前の冬
あなたを責める 声なき声に 押し潰されて

あなたの太い眉毛も 削げ落ちて
「痛かったよね」 「冷たかったね」 「ごめんね お父さん」

小さく小さく 震えてた 小さく小さく 燃えていた

泣いて 笑って 泣いて 笑って
笑って 泣いて すべてを 生きて

私が楽しく紡ぐとき 黄金の花は咲く
見慣れた街を歩いても 居場所はないままに
私はどこにいるんだろう? 彷徨う心

でも遠い南の島は 抱きしめてくれた
「大丈夫だよ」 「いい子だね」 「幸せになるんだよ」

小さく小さく 広がって 小さく小さく 伸びてゆく

泣いて 笑って 泣いて 笑って
笑って 泣いて すべてを 生きて

私が自由に踊るとき 黄金の花は咲く
たとえその灯が 消えかけても 私は心に種を撒く
内なる命の灯よ 内なる命の灯よ

泣いて 笑って 泣いて 笑って
笑って 泣いて すべてを 生きて

泣いて 笑って 泣いて 笑って
笑って 泣いて すべてを 生きて

私が優しく歌うとき 黄金の花は咲く
あなたの心に種を撒く 希望の花は咲く

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