新曲ソングレター『藍の雫』(根岸理奈子×安達充)をアップしました。

アーティストフォーラム2015」の2ndステージで、おんなを語る朗読家
根岸理奈子さんのテーマソングとして作曲した『藍の雫』をアップしました。

普段は美容の仕事をしている根岸理奈子さんは、女性のお客様と日々接する中で
いろいろな相談事を受けてきました。

その中で「どうしたら女性を輝かせることが出来るだろうか?」そ模索してきた末に
出会ったのが“朗読の表現”だったそうです。


最初に人前で披露した作品は、『女はみんな花だから』。

そこから、「おんなを語る」というのが彼女のテーマになっていきました。

安達ともいろいろなシーンで共演する機会が多く、2009年には「ライブ人生脚本」
というライブで一緒にステージに立ったこともあります。


そして昨年のアーティストフォーラムでの共演でオリジナルソングを作ることに
なった時、彼女の世界観を表現するためには、普通の「歌」という枠にとどまらない
ものにしたい、という想いがありました。

それで、語りあり、和歌の朗読あり、歌ありの、他にはないような作品になった
のではないかと思っています。


「以前は素直に泣くことができなかった」と語る根岸さん。

面倒くさい女だと思われたくない、ということから、自ら感情を抑えていた時期が
あったそうです。


でも、感情は水。

水はとどまっていると、濁り腐っていきますが、流れると、清められて澄んでいくもの。

感情という水も、心にとどまっていたら、からだを蝕んでいくと気づいたことで
時には相手や自分を傷つけるとしても、自分の感情と言う水を外に出していくことが
大事だと気づいたそうです。


和歌朗読を通して、5・7・5・7・7のリズムの中にある
心の豊かさ、表現の豊かさ、時間の豊かさを人一倍感じてきた彼女。

言葉に出して言えない想いを、文字にこめて伝えていた時代です。

たった31文字に想いをのせて、しっかりと自分の素直な想いを相手に伝えていた
いにしえの女性たちは、彼女に「自分の気持ちを素直に出すことの大切さ」を
教えてくれたとのことでした。


「今、わたしは素直に泣けるようになりました。
感情をしっかりと外に出すことができるようになりました」

「時にはつまらない女と思われることがあったとしても、
時には面倒くさい女と思われることがあったとしても、
それも自分自身だと思えるようになりました」

そう語ってステージに立った彼女の表現には、そんないにしえの女性から脈々と
受け継がれてきたような“凜”としたしなやかさが際立っていました。


奇しくも今日は、そんな彼女が最も敬愛する“和泉式部”の命日。

この曲の中には、四首、和泉式部の和歌も登場します。

「水」をテーマに「女性の恋の心情の移り変わり」を、朗読と、歌と、和歌を
織り交ぜて描いた独特な世界観を感じていただければ幸いです。


こちらで楽曲を視聴いただけます。

▼『藍の雫』(根岸理奈子×安達充)
https://youtu.be/06kw2To_oyU


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~藍の雫~

Lyric by 根岸 理奈子 Music by 安達 充

おんなのからだには 涙の川があるという
あなたへの 叶わぬ想いに あくがれる夜
この雫は どこへ流れゆくのか…

誰にも言わずに  心の濁りは 雫となり
あぁ 溢れ出す あぁ みなもとへ

~なにごとも 心にこめて 忍ぶるを
いかで涙の まづ知りぬらむ~

続くのか 終わるのか 決めるのは 私から
くりかえす この問いに 流れゆく 涙川

~身をわけて 涙の川の ながるれば
こなたかなたの 岸とこそなれ~

なきながす 涙に堪えで 絶えぬれば
あくがれる 忍ぶるを なみだ川

この水は どこまで流れていくのだろう?
最後の雫が渇いたとき そこに何が残るのだろう…

~身よりかく 涙はいかが ながるべき
海てふ海は 潮やひぬらむ~

~涙川 おなじ身よりは ながるれど
恋をば消(け)たぬ ものにぞありける~

いまも むかしも いつの世も
おんなは 泣いて 恋をする

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★ちなみに根岸理奈子さんのブログでは、「和歌は万葉からのラブレター」と
題して、いろいろな和歌を通して、三十一文字に込められた女流歌人の想いを
綴られています。

根岸理奈子ブログ『Womanly~おんなが女を語るとき』
http://ameblo.jp/rinako-womanly/

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